Vol.54 2007.6 この号の当選番号は063と141です。

前が肝心    
 
アイスがおいしい季節になりました。
 
だから、というわけでもないのですが、昨日のデザートはハーゲンダッツのアイスクリーム。

最近の自動車保険はやたらと気前がいいらしく、ネットで見積もりを頼んだだけでハーゲンダッツの商品券をゲットできたのです。

それにしてもやっぱりハーゲンダッツは口どけが違う!

他の多くのアイスクリームは、口の中にシャリッとした氷片を感じるものですが、このアイスクリームは舌に乗せた瞬間に、滑らかに、あくまでも滑らかにとろけていくのです。

これはただ単に15%近いという高い乳脂肪分のせいだけではないでしょう。

氷片を作らず、微細な気泡を混ぜ込んでいく高度な技術がこのアイスクリームにはこめられているのです。

さて、一方KURIKURIのアイスクリーム。

材料の贅沢さは決してハーゲンダッツに劣っているとは思いませんが、残念ながら技術がありません。

舌に触れる氷片、気泡の粒が不均一なため口どけも今ひとつです。

ただ、ひとつだけ勝ち目があるのが香り。

自家製作りたての新鮮アイスですから香料なんていりません。

ちょっぴり加えるお酒だけで、十分に自然な香りが楽しめるのです。

それに自家製であることのメリットは、自分が感じている季節感をすぐにアイスに活かせる事。

紅茶のパフェに使う紅茶は常に調合が変わっています。

暑くなってきたら、さわやかな香りの紅茶の割合を増やし、じめじめした季節には苦味の強い紅茶の割合を増やすなど、自分がよりおいしく感じられる調合を常にアレンジできるのです。

それに甘みも自在に扱えます。

紅茶のアイスは紅茶のパフェで一番おいしくなるように作っていますから、甘みは極端に控えています。

上から順に食べて最後までおいしく味わえるよう、全体を計算して甘みを作れるのも自家製ならではの技でしょう。

さて、アイスクリームといえば今はハーゲンダッツのファンですが、若かりし頃は「レディボーデン」が憧れのブランドでした。

冷凍庫にレディボーデンがある幸せ。なんかの弾みで数種類が手に入ったときなど、家族ですべての味をちびちびと何回かに分けて食べ、なくなりそうになるともったいないからと一日伸ばしにしたものです。

そんな憧れのレディーボーデン。

会社員になって一人暮らしを始めるた時、一度はやってみたいと思っていた夢に挑戦しました。

カレースプーン片手にまるまる一個をカップからの直食いする!という子どもの頃からの夢をついに実現したのです。

しかし、現実は甘くはありません。と、いうか甘すぎました。

後半は甘さばかりが勝っておいしさを感じず、最後の一口は無理やり押し込んだという感じです。

まぁ、若かったのでおなかは壊しませんでしたが、しばらくアイスを食べる気にはならず、夢は夢で終わらせるべきだったかなというのが正直な感想です。

もし、これからでっかいアイス一個食いに挑戦しようという方がいれば、ひとつだけアドバイスがあります。

それはこの挑戦の前にはカレーを食べないこと。

そのあとのゲップが恐ろしく気持ち悪いニオイなりますので・・・・。

汚いオチですみません。


KURIKURI