Vol.12 2002.12.1
この号の当選番号は085と115です。
小さな声で
まずは、栗の話から。「(栗の裏ごしは)裏ごし器が一週間で破れてしまうほど力がいる」などと豪語していたのは9月号の話ですが、その後少し事情が変わりました。
去年はずっと九州産の栗を使い、今年も最初はそれを使っていたのですが、ある日それが売り切れてしまっていたのです。
そこでやむなく生協で売っていた岐阜県産の栗を買うことにしたのです。「やむなく」というのは、値段が少々高かった上に栗が大粒だったからです。
かつて桐の箱に入った粒の小さな丹波の栗に一万円の値札が付いていたのを見て以来「栗は小粒ほど味がつまって美味しい」と信じていた私には「大粒の上に値段が高い栗」なんていうものは言語道断だったのです。
しかし、この「やむなく」買ってきた栗を一時間程じっくり蒸して包丁で二つに割った瞬間、目から鱗が1ダースほど飛び出しました。
割った瞬間にふんわりと甘い栗の香りが飛びだしてきたのです。
それまで栗は、一つ一つ割る度に鼻を近づけて香りを確認し、特に今年は栗の香りが弱かったので一割くらいはそのまま捨てていたのに、割るだけで鼻を近づけなくても香る栗は初めてでした。
しかも、その身は柔らかく、殻からすくいとるのも裏ごしするのもスムーズで、今年は遂に一度も裏ごし器を買い換えることはありませんでした。
しかも、甘みも強いのでアイスにするのに砂糖を少し減らす必要さえあったのです。素晴らしい!!ビバ・岐阜県栗!!
思えば九州からこちらに来て、芋きんとんの中に栗の甘露煮が入っているのを栗きんとんと信じていた私の目からポロポロと鱗を落としまくったのは、恵那の栗きんとんでした。
この栗きんとんを作っている栗をただ「値段が高いから」とか「粒が大きいから」などといって敬遠したのは間違いでした。
すまん、岐阜県栗!
と、いうわけでたくさん買い続けたため今年は栗パフェだけでは使い切れず、栗のクレープまでやってしまいました。
そして、これは途中でなくなってしまうかもしれないので、大きな声ではいえませんが・・・・・・・・・・
和風プリンアラモードの抹茶アイスの中には栗アイスが仕込まれています。
ご予約受付中
12月といえばクリスマス。KURIKURIでは派手なデコレーションケーキは作っていませんが、この時期だけガトーショコラを特別サイズで作ってデコレートしています。
二人で食べきるのにちょうどいい12センチサイズと三・四人で食べきれる15センチサイズ、これに粉糖を振りかけてお化粧し、ちょっとしたクリスマス飾りを付けています。
大きなパーティーは開かないけど、ちょっとクリスマス気分を出したい、といったシチュエーションに最適だと思います。
又、他のケーキは、大きさについては18センチから変えられませんが、粉糖&クリスマス飾りのデコレーションは出来ますのでご検討下さい。
お値段など詳しいことは、カウンター横のお知らせをご覧下さい。
働いています
12月24日クリスマスイヴは水曜日ですがケーキを取りにみえるお客さんもいらっしゃるので通常通り営業いたします。
その代わりお正月休みは29日からと、少し早めにさせていただき新年は3日からの営業となります。
3日は、閉店時間は少し早めにするつもりですが、メニュー等は極力平常通りそろえるつもりですので是非、お越し下さい。