Vol.38 2006.2.1
この号の当選番号は047と073です。
祟り?
ビバ・マッサージ椅子!!
年末年始のお休みに、お買い物と暇つぶしをかねてショッピングセンターに行ったのですが、そこで初めてマッサージ椅子なるモノに座ってみたのです。
それまでは何となく「店の中であの椅子に座るのは恥ずかしいな」などと思っていたのですが、座ってみると目からウロコが三十枚ばかり吹っ飛びました。
き・・きもちいい・・・。
首筋から足に至るまで本当にプロのモミ心地・・・ってもプロに揉んで貰ったことはないのですが・・。
十五分間があっという間に過ぎ去り、ついもう十五分延長してしまいました。
(横でなにげな〜く待っていた方ゴメンナサイ)
さて、普段は恥ずかしさの方が先に立ってしまうマッサージ椅子に、ついフラフラと吸い付けられてしまったのは、年末に腰を痛めてしまったからです。
事の起こりは美容院前の段差カバーをトラックが踏みつぶしてしまったことにあります。
一応この段差カバーはトラックが踏んでも壊れないくらいの強度に作ってあるのですが、作ってから結構日がたっていた上に、荷台にコンクリートをてんこ盛りしていた大型車だったために耐えきれず、潰れてしまったのです。
そこでまず壊れた破片の撤去をし、店を閉めてからホームセンターに走って板を切り、店に帰って接着・組み立て・塗装・・・そして翌朝設置。
高々その程度で腰を痛めるとは・・と思うかもしれませんが、木製とはいえ強度を出すために分厚く作ってあり重さは五十キロ近くもあるのです。
「太陽に吠えろ」のテーマソングで目覚めると同時に「ロッキーのテーマ」で筋トレを行っていた学生時代ならともかく、バカボンのパパと同じトシのおっさんである以上、腰くらい痛めてしまうのは仕方ない事なのだ!!
さて、目覚めるといえば当店自慢の定番メニュー「ハヤシライス」も目覚めが肝心です。
私が作るハヤシライスは一流の洋食屋さんのように一からソースを作るのではなく、ベースとなるデミグラスは缶詰です。
ただ、缶詰とはいっても味付けさえもしていないプロ用で、しかもその中でも高級品です。
しかし、いくら高級品だといってもやっぱり缶詰、旨味も香りも眠ってしまっています。
その旨味を叩き起こすのがたっぷりと使っているトマトソースとブロック肉を煮込んで作った赤ワインと醤油のソース。
このソースを作るために当店のハヤシライスは他のお店と違って薄切り肉ではなく角切りにしたお肉でお出ししているのです。
そして香りを叩き起こすのが、バジルやオレガノといったハーブと「バニラ」。
バニラはお菓子に使うものと思われるかもしれませんが、バニラの香りは赤味噌の香りにも含まれていて「隠し香」として香りをふくらませてくれるのです。
しかし、こうやって叩き起こした味と香りはまだ尖っているためそのままでは出せません。
今度はこれをもう一度寝かせて落ち着かせると、やっとおいしいハヤシライスになるのです。
こうやって毎日色々な料理やケーキを叩き起こしたり寝かせたりしているのですが、当の本人は朝なかなか目覚めることができません。
もしかするとハヤシライスの祟りなのでは・・・・