Vol.62 2008.2この号の当選番号は014と118です。

花のお江戸のおみやげに
 
正月気分も抜けきらない先月の19・20日、行ってきましたセンター試験。

かつて共通一次試験と呼ばれていた時代に受験して以来二十余年、久々の受験です。

そして、この日の準備として最後に行ったのが「モミアゲの白髪染め」。

いえいえ高校生のフリをしてジョシコーセーをナンパしようなんて不埒な思惑でやったわけではありません。

第一どんなに頑張っても二十歳やそこらなんかに見えるわけはないですし、こちらも真剣な受験生、他の人に声をかけている余裕なんかないのです。

ただ、他の子達にとって受験は、私なんかより遥かに切実な問題。あまりにもオッサン臭い格好では周りの受験生達も気になって仕方がないだろうと気を遣ったのです。

そんなわけで、服装も若めのダッフルコートなんか着て若作りしてみたのですが、客観的にはどうだったのでしょうか・?

たぶん・・・ちょっと見た限りでは・・・そう不自然ではなかったようです。
試験場付近では受験業界の人から「頑張ってください」の声と共に「合格祈願」とプリントされたカイロを、何のためらいもなく渡されたくらいですから・・・。

もっとも試験監督の先生は受験票の写真を穴があくほど眺めていましたし、二日めには男子が友達連れて見に来てましたからヤッパリ浮いていたんだとは思いますが・・・・。

そして受験会場は多治見高校だったのですが、久々に行く高校は何かと私の時代と変わっています。

例えば標語なんかも「ネクタイのゆるみは気のゆるみ」なんてのは私の時代もあったかもしれませんが「スカートの短さは命の短さ」なんてのは時代の格差を感じます。

まぁ、たしかに標語になるだけあって私の時代では考えられないようなスカートの短さ。

寒空の下でもみんな命を懸けてはいています。ただ、自らの命を懸けるのはいいのですが、周りの人も困ります。

私なんか慣れない校舎内の階段で、ふと上を見上げて鼻血の海で溺れそうになりましたから・・・・。

現代の高校では下手に上を向いて歩いてはいけないようです。

でも・・・・あまりにも短いスカートは、周りの人の命にも関わりますし、天国にいる坂本九氏にも申し訳ないので、もう少しだけ長くしていただけたらとは思います。

さて、そんなこんなで二日間、店を休んでまで受けてきたのですが・・・・

その結果・・・・・・・・・・・・あと二日ほどお休みを頂くことになりそうです。

まだ自己採点だけで正式な通知は来ていないのですが、受験番号を書き間違えるようなよほどのミスがない限り一次選考は通過できると思います。

従って次の二次試験が行われる25日と26日(月・火)は、再びお休みを頂いて花のお江戸に受験に行かせていただきます(推定)。

そして行く以上は全力で取り組んでいくのですが、その結果合格したからといって通うわけではありません。

この受験は遠い未来のための布石、お店は今まで通り続けさせていただきますのでご安心下さい。

ちなみにこの受験に関する私のたくらみはブログ「43才・喫茶店主の東大挑戦記」に記していますので、興味のある方は覗いてみてください。Yahoo!やgoogleなら「東大挑戦」で一発検索可能です。

訂正
 本日(2/14)なんと一次試験不合格の通知がやってきました。

自己採点では足切り点を大幅に上回っていたのですが、きっとどでかいミスを犯してしまったに違いありません。

そんなわけで恥ずかしながら25・26日は営業させていただきます。あぁ恥ずかしい・・・・・・。


KURIKURI