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お茶の目覚め

先月はお盆明けにお休みをいただき、家族で旅行に行ってきました。

行き先は例によって京都。

また京都!という声も聞こえそうですが、今年は神戸+大阪+京都の旅と少し趣を変えて行ってきました。

まずは神戸。

まずはトゥーストゥースという洋菓子でも有名なフランス家庭料理のブラッセリーでお昼ごはんを。

そば粉のガレットも美味しかったのですが、記憶に残ったのはデザートのクレームブリュレ。

パリパリにカラメリゼした表面と、トロトロのクリームはイートインならではの美味しさでした。

そしてそれより更に記憶に残ってしまったのがお店の名前です。

「TOOTH TOOTH」って直訳すると「歯歯」。

食べることに関係なくはないのですが、フランス料理のお店なのに英語だし、歯の複数形なら「TEETH」だし、と頭の中が?マークでいっぱいになってしまったほど。

帰ってから調べてみたところ「歯歯」は「母」のダジャレで「母の味」から来ているそうです。

さすがお笑い王国大阪のご近所さん。

神戸のお店だからといって関西圏をナメてはいけません。

そしてお次は南京町の中華街。

ここは横浜・長崎と違って外で立ち喰いできるものが多く、色んなお店の味が楽しめるのが特徴です。

よくあるジュースやかき氷はモチロンのこと、スープに麺類に北京ダックまで立ち喰いできちゃうという何でもござれのカオスエリア。

もっとお腹を減らして行けばよかったと後悔することしきり。

そして夜は大阪へ。

「大阪らしい所を」と友人に聞いたところ、紹介してくれたのがねぎ焼きの「やまもと」。

ざっくりといえばネギたっぷりのお好み焼きのようなものなんですが、醤油味という所が斬新で、特に牛すじ入りが超オススメです。

さてさて、この調子で書いていたら、とてもじゃないけど1ページでは収まりません。

その後もあれやこれやと食べてきたのですが。心を鬼にして、おもいっきり端折りましょう

そんな訳で次は帰りがけに寄った「宇治」。

いちおうリアル十円玉の平等院も見てきたのですが、なんといっても圧巻なのは参道がお茶の香りに満ちていること。

さすが鎌倉時代からのお茶の名所です。

しかも宇治茶といえば高級茶のブランドなのにあちこちで試飲ができ、よく冷えたグリーンティが50円なんかで売っちゃっています。

そんな中で、特筆特記すべきは「中村藤吉」。

有名どころなのでメチャクチャ混んでいるだろうと思っていたのですが、お盆明けということもあってか30分待ち程度。

宇治川の流れを眺めながらのんびりと待っているうちにお呼びがかかって客席へ。

客席からも宇治川の流れが見え、時の流れすら変えてしまいそうなほどゆったりとした空気が流れています。

そんなゆるやかな雰囲気ではありますが、私たちのおなかはグゥグゥと鳴っており一刻の猶予もなりません。

早速色々注文したのですが、どれもまた美味しかった。

目にも鮮やかな茶そばは香り高く、抹茶で作った生茶ゼリーのデザートもさすがお茶屋のデザートと唸らせます。

しかし!

なにより感動したのがほうじ茶のデザート。

ほうじ茶アイスにほうじ茶ゼリー!

最近ほうじ茶の美味しさに目覚めてはいたのですが、デザートとしてもほうじ茶の美味しさは半端じゃありません。

何やらザーザーと音がすると思ったら、目からウロコが雨やあられと降り注いているじゃありませんか!!

そんな訳でほうじ茶デザートの美味しさに目覚め、おいしいほうじ茶を買って帰って作ったのが「茶々パフェ」。

宇治で買った挽きたて抹茶のアイスクリームは予算の都合上初回限定でしたが、老舗和菓子屋「老松」で目覚めた「焦がしきな粉」と黒蜜をかけたアイスクリームの下に、濃い目に入れたほうじ茶に少々甘みを加えて作ったほうじ茶ゼリー。

単体で口に含んだ時は少々苦目に作っているのですが、溶けたアイスや途中に入っている粒あんと混ぜると超絶おいしくなるのです。

しかも飲み込んだ後に立ち上る香ばしい香り!

この原稿を書いた時点でまだ八日間しかやっていないのですが、リピートした人は数多く、三回注文していただいた方も何人かいるほどです。

とはいえ「茶々パフェ」は9月1日で終了。

これを読んでいるほとんどの方は召し上がって頂くチャンスはないでしょう。。。。

しかしご安心あれ!

9月後半に予定している「抹茶とあずきのムース」にも、ほうじ茶を使おうかと企んでいます。

どんなふうになるかは全く未定ですが、乞うご期待!


KURIKURI