124号の当選番号は 022 043 059 148 197 です。

美味しい旅行

先月は四連休をいただき、東京・鎌倉旅行に行って参りました。

いつものように京都ではなかったのは、今回の旅行が娘の卒業旅行も兼ねていたので娘の希望を第一に優先したため。
そんなわけで東京に着いて真っ先に向かったのは原宿。

最近噂のEggs'n Thingsのパンケーキがお目当てです。

さて、原宿に着いたのは11時ちょっと過ぎ。

交差点から向こうを見るとなにやらすごい行列です。

長蛇の列なんて喩えがありますが、この行列を表すには蛇では足りません。

ヤマタノオロチどころか数多(あまた)のオロチが必要です(うまいこと言ったつもり( ̄∇ ̄)v ドヤッ!)。

「まさかパンケーキにこんなにたくさん並ぶことないよね」なんて言いながら、列の先頭を見るとそこはポップコーン屋さん。。。。

ポップコーンでこの行列と言うことは・・・とビビリつつEggs'n Thingsの近くまで行くとそこにも行列が・・・。

しかしそこはまだオロチレベルではなくアナコンダ数匹くらいのもの。

「これならまぁ想像の範囲だね」なんて言いつつ並んだものの、なんか違和感が・・・。

どう見ても先頭にEggs'n Thingsはありません。

そこで女性陣に偵察してもらうと、驚愕の事実が!

なんと、その行列は「午後三時からの並び直しの分」とのこと。

並び直しって・・・。

よくわからん日本語ですが、たぶん三時になったらこのアナコンダの先頭が、その前の行列のしっぽに食いつくと言うことでしょう。

となると店内に入れるのは・・・・・・。

即撤退。

次に向かったのは渋谷ヒカリエ。

まずは小洒落たお店でランチを食べて、小洒落たショップや小洒落たお客さんなどを眺めて腹ごなしをして・・・地下のスイーツコーナーへ。

そこにはロブション氏や鎧塚氏といった蒼々たる面々のショップが入っているのですが、所々が異常に混雑しています。

しかもその行列を作っているのは華やかな女性ではなくスーツ姿のサラリーマンばかり。

平日の昼間だというのに、日本のサラリーマンは菓子を求めて数十分も並んでいられるほど優雅に働いているのか?それともヒカリエの地下は旧ソ連と時空がつながっているのか?(これが理解できる人は昭和人)ヒントはその日が3月13日だった事。

そう、ホワイトデーの前日だったのです。

このためバレンタインのお返しになりそうなお店にはグレイのスーツが群れをなし、近寄ることも出来ません。

このホワイトデーラッシュはその後もあちこちで我々のスイーツ計画を台無しにするのですが、この時は幸運を運んできました。

洋菓子をあきらめて和菓子ゾーンに行くと、和服姿のにこやかな女性が「ご試食いかがですか」と小さなどら焼きを差し出してきたのです。

普通試食と言えば商品を小さくカットしたものですが、できたてを売っているこのお店では裏の厨房で試食用の小さなどら焼きを作っているとのこと。

早速一口でパクリといただくと・・・う・・うまい!普通どら焼きの皮はそれだけでも美味しく食べられるくらいに甘いものですが、ここのどら焼きは違う!

あんこの美味しさを最大限に引き出す控えめな甘さ。

きっとそれだけで食べたら物足りないのでしょうが、しっかりと炊きあげられたあんこと一体になると、その美味しさを何倍にも引き出すのです。

己を殺して他を活かす。

リーマンラッシュのおかげで、我が師と仰ぎたい程のどら焼きに出会うことができました。

その後渋谷の街に繰り出したのですが、道ゆく人々のバラエティ豊かなこと。

アニメの世界でしか見たことのないような人が普通に街を闊歩しています。

わずか数時間しかいなかったのですが、それだけでもずいぶんと「普通の人」の許容範囲が広がったような気がします。

そしてもう一つ変わったのがカフェの相場。

ちょっと洒落たお店に入ると、この辺で晩ご飯を食べるくらいの予算がかかるのです。

お札に羽根どころかロケットエンジンがついているくらいの勢いで薄くなる財布に都会の恐ろしさを思い知らされました。

いかん!まだ初日のティータイムだというのに紙面が尽きそうです。

その後はリニューアルした東京駅に行って、ステーションホテル内の虎やカフェに行き、二日目は横浜でEggs'n Thingsのリベンジマッチ。

こちらは朝一番に行ったこともあってニシキヘビ程度の行列で済み、魔女の帽子のように真ん中にホイップクリームをてんこ盛りにしたパンケーキを完食。

その後鎌倉でカフェ巡りなどをし、翌朝は「世界一美味しい朝食」と噂されているbillsに行ってリコッタパンケーキやらスクランブルエッグを食べたりと美味いもの三昧の二泊三日。

若干ふっくらして帰ってきたような気もしますが、このお肉は無駄にしません。

これからのデザートやランチをより美味しく、そしてより豊かな気持ちで楽しめるように活かしていくつもりですので、これからもよろしくお願いいたします。

KURIKURI