146号の当選番号は 087 102 109 114 177 です。
まわってまわって
二月と言えばバレンタイン。
世界中の美味しいチョコが日本に集まってくる日本独自のイベントデーです。
と、いうわけで今年も行ってきましたバレンタインフェア。
去年行った高島屋のフェアでは売り子さんの前でヨダレを滝の如く流す「ナイヤガラ瀑涎作戦」を決行したにもかかわらずあまり試食させてもらえなかったので、今年は場所を変えて栄の松坂屋へ。
またヨダレはあまりに品がないので今年は上目遣いにおねだりする「濡れた子犬作戦」でいこうかと思ったのですが、五十路男の上目遣いはかえって逆効果の恐れがあります。
そこで、今年はきちんとした身なりで上客を装う「仮装ジェントルマン作戦」に変更。
この作戦が功を奏したのか、単にこちらの会場が試食ウエルカムな方針なのか定かではありませんが、今回は大量の試食ゲットに成功しました。
その結果分かったのは、国産では焙じ茶やゆずのチョコレートが去年よりも増えていること。
まだ若干こなれていないところもあるのですが、凄く美味しいのも何点かあり、来年あたりはもっと美味しくなりそうです。
ちなみに焙じ茶はKURIKURIでもマイブーム。
茶葉や焙じ方のバリエーションをいじるだけでは飽き足らず、口溶けにもこだわりはじめ、買ってしまったのがセラミックミル。
これまで粉茶用電動ミルで挽いたものを極細のふるいで漉して使っていたのですが、ちょっと舌に残るのが気になっていたのです。
このセラミックミルを使うと抹茶並みに微粉砕できるので、舌触りは格段によくなりました。
ただ、難点は手回しだということ。五十回も回してやっと1グラムしかとれないのですから、バレンタインシーズンでどれほど回す羽目になることやら。
生チョコを練るだけでも右手が太くなりそうなのにミルまで加わると、今年こそ怪人シオマネキに変身しそうです。
そして話を戻すと、外国産ではヘーゼルナッツのバリエーションが増えてます。
香りだけ残してさらりと溶けていくものから、「こいつは生き物か!」と思えるほど舌に絡みついてくるものまで、口溶けや香りが多様化し、今までにない味わいのチョコが生まれているので、今後の展開が楽しみです。
あとハワイのチョコもなかなかの美味しさ。
まだシンプルなチョコレートしか出品されていませんでしたが、素材としてはなかなかおもしろい味わい。
きっと来年あたりどこかのシェフがこれを使った新作を出してくる事でしょう。
そして番外編としては染みチョコ苺(仮名)が美味しかった。
これはフリーズドライした苺の芯までホワイトチョコをしみこませたものなのですが、見た目はただの「作り物の苺」。
しかし口に運ぶと爽やかな香りが涼しげに鼻腔をくすぐり、シャープな酸味をホワイトチョコが柔らかく包み込む美味しさ!
見た目があまりに普通なところが難点ですが、来年あたりにもっと洗練されたものが出てブレイクするかもしれません。
また、チョコそのものではないのですがピエールマルコリーニのチョコ苺ソフトも美味しかった・・・。
土岐プレミアムアウトレットで食べたゴディバのチョコアイスに比べるとチョコ感は薄かったのですが、苺ソフトと同時に食べるとこれがまたウマイ!
組み合わせの妙という意味で私的にはこちらに軍配を上げたいところです。
そして今回一番気に入ったのは「珈琲生チョコ」。
今まで食べた珈琲系できちんと新鮮な珈琲の香りがするのは、珈琲豆がまるごと入ったものばかりだったのですが今回は別物。
豆どころか粉気さえも感じず、あくまでもトロリと溶けていくのに、鮮烈な珈琲の香りがしっかり漂ってくるのです。
さっそく一個買って帰ると共にウチでも同じものは作れないかと先のセラミックミルで珈琲豆を微粉砕してみようとしたのですが・・・・・お茶と違って珈琲豆には油分があるためにミルの溝にびっちりとこびりついて全然挽けず・・・しかも詰まった珈琲を取り除くのに三十分以上もかかるし。。。。
そう簡単に真似できるものではないようです。
そして次に気に入ったのは唇型チョコが目印のクリストフ・ルッセルのフルーツチョコ。
レモンや木苺の強烈な酸味を活かしたチョコは紅茶のお供に最高ではないかと思います。
さて、この経験をどうやって活かすのか?
バレンタインチョコにも使っていこうと思うのですが、作るものは既に決まっているので微調整レベルになることでしょう。
となると、デザートで活用するしかありません。
珈琲生チョコに再チャレンジするか、木苺などの酸味を活かすか。
残り数日の間、脳をフル回転させて組み合わせを考えることにしましょう。
ああ・・でもその間にバレンタインチョコの微調整をして、そろそろ生産に取りかからねばなりません。
大量の焙じ茶粉末を作るためにミルを回しまくらなければならないし。
う~む、目が回りそうだ。。。。