156号の当選番号は 056 082 117 122 137 です。
ジャパネット的な
いつの間にやら年の瀬です。
これを書いているのは11月末なのですが、この時点でさえ雑誌の新年号が並んでいるのです。
最近では、デパート等の商業施設がハロウィンが終わった直後からクリスマスモードに切り替えるものですから、12月に入る頃にはすっかり年の瀬気分。
指折り数えてお正月を待ちたいところですが、どう考えても指の数が足りません。
そんな話はどうでもいいのですが、こんどのKURIKURIの正月はいつもとちょっと違います。
年末29日は火曜日ですが営業し、しかも31日まで営業します。
その分新年は遅く始めるかと思いきや、ちゃんと3日から営業するという、恐ろしく働き者の年末年始です。
ただ、それにはちゃんと理由がありまして…それは娘の進学のため。
希望通りに進学すれば、四月から関西人になるため、きっと三月には引っ越し等で臨時休業を何日もとる必要があると思うのです。
有給休暇なんて無い稼業ですから、休むためには働くしかありません。
進学には思ったよりもお金がかかるようですし、しっかり稼ぎたいと思いますので、年末年始に多少なりとも時間と懐に余裕があれば是非KURIKURIへ!
そして、ついでに家庭教師先も絶賛募集中です。
家で勉強に集中できない子はKURIKURIの店内で勉強するという手がありますし、普段勉強しているのに伸びない子には秘策がありますので是非!
なんて宣伝ばかりしていては、この先読んではもらえません。
きっちりスイーツの話もしましょう。
栗の山と奮闘した話は10月号に書きましたが、こんどはミカンの山のお話です。
11月のある日、知り合いの方からミカンを大量に頂いたのです。
完全無農薬で大切に育てられたものだそうですが、あまりに小粒な上に味が濃すぎて使い道がないとのこと。
確かにサイズはピンポン球から鶏卵程度。
皮を剥いてしまえば、まるごと口に放り込んでも普通に会話ができそうな程小粒です。
そのくせ味の方は、まるごと口に放り込んだら顔中のパーツが口元に集まってきそうな程の酸っぱさ。
普通サイズのミカンをピンポン球サイズまでギュッと圧縮したくらいの濃厚さなのです。
これならマーマレードにすればとびっきり美味しくなりそうですが、山のようにあるミカンで作ったマーマレードを使いきる自信はありません。
そこでまず、全部のミカンをメラミンスポンジで細かな傷をつけつつキレイに洗って熱湯に通し、流水で一晩おいてアクを抜き、5ミリ程度にスライス。
端っこの方は細かく切って煮込んでマーマレードにし、スライスした方は少しずつ糖度を上げながら煮冷ましにしてコンフィにしたのです。
そしてできたマーマレードをガトーショコラ生地に混ぜ、上にコンフィをのっけて焼き上げたのですが、これがなかなかウマイ!
ただ、ミカンの鮮烈さにチョコが負けている気がしたので、限界までチョコを増やしてもう一度チャレンジしたところ、これがまた美味しい!!!!
と、言うわけで早速オレンジショコラとして販売する事にしたのですが、それならついでにクリスマスケーキにと考えていたフルーツショコラも一緒に売ろうと試作を開始。
この鮮烈なオレンジショコラに負けないために、使うドライフルーツは旨みの濃い白イチジクにフレッシュな香りのジュエリーレーズンを選んだのですが、これでは何かが足りません。
昔、ブランデーアップルを使ったパウンドケーキが超絶美味しかった事を思い出したのでリンゴも加えて…酸味にチェリーも入れて…。
ここまで来ると、使うお酒もレミーマルタンV.S.O.P.くらいにしなければ釣り合わないでしょう。
チョコは少しビターなものを選んで…それならナッツも使いたい。
クルミやカシューナッツだけでは地味なので緑色のピスタチオも使おう。
緑色が入るのならば、せっかくだからクリスマスっぽく赤いクランベリーも飾りたいところ。
そんなこんなで選んでいる内に、どこを食べても違った美味しさが味わえるという、とてつもなく贅沢なケーキに仕上がってしまいました。
ただ、お酒もけっこう効いているので子ども向けではありません。
年末年始の大人の集まりなどにいかがでしょう?
ここまで書いて気が付きましたが、結局最後まで宣伝じゃありませんか!
でもまぁ、テレビなんかでも通販ばかりの番組なんかもありますから、たまには宣伝エッセイでも許してください m(__)m 。